2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

抜粋7  感興のことばより

第5章 1,愛するものから憂いが生じ、愛するものから恐れが生ずる。愛するものを離れたならば憂いは存在しない。どうして恐れることがあろうか? 2,愛するものから憂いが生じ、愛するものから恐れが生ずる。愛するものは、変滅してしまうから、ついには…

抜粋6(3)

21,多く説くからとて、そのゆえんにかれが道を実践しているのではない。この世でたとい教えを聞くことが少なくても、身をもって体得する人、怠って道からはずれることの無い人ーかれこそ道を実践している人なのである。 22,たといためになることを数多…

抜 粋6(2)

17,譬えば車夫が平和な大道を捨てて、凹凸ある道をやって来て、車軸を毀してはげしく悲しいように、 18,愚かな者は、法から逸脱して、なしてはならぬことを実行して、死魔の支配に屈し、車軸を毀したように、悲しむ。 19,なすべきことを、なおざり…

抜粋6

第4章 1,つねに励むのは不死の境地である。怠り怠けるのは死の足跡である。つとめ励む人々は死ぬことが無い。怠りなまける人々は、つねに死んでいる。 2、つとめはげむことについてこの区別のあることを知って、賢い人、聖者は、自分の境地であるつとめ…

抜粋5(2)

10,この世において極めて断ち難いこのうずく愛欲を断ったらならば、憂いはその人から消え失せる。ー水の滴が蓮葉から落ちるように。 11、さあ、ここに集まったみなさんに告げます。ーみなさんに幸あれ。愛執を根こそぎに掘れ。憂いは存在しない。何の恐…

抜粋5

愛執 1,あれこれ考えて心が乱され、愛欲がはげしいのに、愛欲を浄らかだ と見なす人には、愛執がますます増大する。この人は、実に絆を堅固ならしめる。 2,あれこれの考えをしずめるのを楽しみ、つねに心にかけて、(身体などを)不浄であると観じて修す…

抜粋4

第2章 愛欲 1,愛欲よ。わたしは、汝の本(もと)を知っている。愛欲よ。汝は思いから生じる。わたしは汝のことを思わないであろう。そうすれば、わたしにとって汝はもはや現れないであろう。 2,欲情から憂いが生じ、欲情から恐れが生じる。欲情を離れた…