抜 粋6(2)

  17,譬えば車夫が平和な大道を捨てて、凹凸ある道をやって来て、車軸を毀してはげしく悲しいように、

  18,愚かな者は、法から逸脱して、なしてはならぬことを実行して、死魔の支配に屈し、車軸を毀したように、悲しむ。

  19,なすべきことを、なおざりにし、なすべからざることをナス、高ぶって放逸なる者どもには、汚れが増す。かれらには汚れが増大する。かれらは汚れの消滅からは遠く隔っている。

 

  20,よく修行を初めて、常に身体(の本性)を思いつづけて、為すべからざることを為さず、為すべきことを常に為して、心がけて、みずから気をつけている人々には、諸の汚れがなくなる。

  21,